けめこの綴り帳

不良ばぁばの胸のうち

ただでは起きない

「けめこさんは強い人ですね」

そう言われたことがある

昔、バスケの審判をしていた時

ゲームが終わるとミーティングがあるのですが

その日の私の審判はひどいもので

みんなの前でボロクソに言われたのね。

泣きましたよ

その何か月後かにまた審判をして

その日はダメ出しもあったけどえらく評価が良かった。

面倒を見てもらっていた師匠に

けめこさんは強い人ですね、と言われた。

その時ふと口をついて出たのが

「転んでもただでは起きませんから」

 

引退して年を取ってあの頃を思い出すと

確かに私は強い女だったのかもしれません。

ひとつ言えるのは

めちゃくちゃ泣いたんです

もう死にそうなくらい凹みましたよ

家族が話しかけないくらい暗かったです

でもね、その期間がメチャクチャ短い😆

次のゲームの審判もボロクソで評価が低かったらやめよう

開き直りですかね

いつまでもそこにとどまっていることが嫌だったんです

後悔しても嘆いても貶めても何も変わらない

家族も同僚も心配してるのか同情してるのか

もう、ヤケクソでもガハハハッと笑うしかなかったんです

 

10年以上前の事を思い出したのは

セッションライブで大ボケかまして情けないくらい落ち込んで帰宅したんですが……

演奏が終わってステージから降りた後に慰めてくれた先生に

泣き笑いで言ってました

「転んでもただでは起きませんから」

 

はい、私はよく転びます、本当に頻繁に……

あまりに転ぶので、立ち直り方を覚えてしまった

決して強いわけではなく

弱い自分のままでいたくないのかな

この痛みをばねに、あたかも何の影響もないかのように

ある意味強がって、ある意味開き直って、ある意味笑い飛ばして

とにかく歩き出す

それだけです

 

長くなりました

次のライブはいつかな

その日に向けて日々の練習をコツコツとやる

(やったるで~いまにみてろよ~このやろ~)

と自分を鼓舞しながらね

 

寒くなりました

体調に気を付けて

また明日

良い夢を

おやすみなさい