けめこの綴り帳

不良ばぁばの胸のうち

アナログです

私は昭和生まれだから

その視点からしか言えませんが

 

デジタルやらITやらAIやら

まったく理解も精通もしていないし

横文字はさっぱりわからんし

スマホやパソコンの操作もチンプンカンプンだし

ボタン一つ押すのも躊躇するし

時代にはついていけてませんが

実は、ちっとも劣等感や敗北感はないのです

なぜなら

私の持っているであろうアナログ的な能力に

魅力と価値と必要性を感じているから。

たとえば……何だろ……

 

10人の電話番号を暗記している

隠語や符号でメモが取れる

レシピを見なくても料理が作れる

道に迷った時に適切な人物に聞くことが出来る

電話の対応だけで相手の心理状態が推測できる

時候の挨拶が出来る

手書きの手紙が書ける

糠漬けを漬けている

そろばんが出来る

英語の筆記体が書けるし読める

壊れたものを修理して使う

雑巾を縫う

箒で掃除をする

仏壇に朝晩手を合わせる

回覧板を持っていくと必ずお喋りをする

レコードを持っている

レコードプレーヤーを持っている

たまにレコードを聴く

録音したカセットテープを持っている

カセットデッキを持っている

ラジカセを持っている

などなど

 

なにそれ~意味わかんな~い

と言うのもありますが😅

特に若い現代人が出来なさそうなことや

絶対しない、ということもあるでしょ

そうそう

昔の人が出来て

今の人が出来ない事

たくさんあるのかもしれませんね

もしかしたら

もっと大切でもう取り戻せないことも

あったかもしれませんね

もしかしたら

時代が変わる毎に繰り返されているのかもしれませんが

人は大事なものを失くしながら

新しものを手に入れていく

そういうものなのかな

 

私が生きた時代に手にしたものを残していこう

そんなことを考えている

化石や遺跡ばかりですけれど😅

昭和は遠くになりにけり

もうジジババの時代ですからね~

因みに

ポケベルもPHSも持ってましたよ~

けっこう最先端行ってるでしょ

なんせ元の職業はプログラマーですから

それでもスマホは苦手😅

 

デジタルを批判してアナログを礼賛しているのではありません

どっぷりアナログに浸っていた昭和人間の感慨と奮闘です

アナログもいいよ~というお誘いになればいいかな、と。

 

最後に

たしかに失くしたものはあるのです

物体も精神も伝統も習慣も風習も……

そして能力も。

不思議なことに便利、簡単、最短を手に入れて

失くしてしまった能力はたくさんあります

それを強く実感しているのが昭和人かもしれません

 

最後の最後

私の考えるアナログにんげんとは。

デジタルとは0と1の世界なのね

で、アナログは0と1の間の無限

ある意味

いい加減で大雑把で対応力があって臨機応変でキリがない😅

そんな感じ

 

長くなりました

秋はまだかなぁ~

各地で天候不順ですね

ご自愛ください

おやすみなさい