【日本から職人が消える日】
数年前から懸念されていた問題が現実となって押し寄せている
実感ではなく現実です
ひとつの分野ではなくあらゆる分野、というより日本全体の問題
のほほんと生きて先送りしてきたツケを払わされるのでしょう
京都から取引先の出張員さんが見えました
製造元の廃業、職人さんの引退、事業縮小による廃版製品の増加
物がなくなる、作る人がいなくなる
何年も前から分かっていたことですが……
このままでは文化財の保護も修復も困難になります
文化、伝統、工芸は廃れていく一方ですね
世の中が変わり続けていくのなら未来永劫残るものなどない
消えていくものがあることもまた、世の常
にんげんに出来ない事をするのが機械
機械にコンピューターにAIに出来ない事があると思いますか?
当然、にんげんのするようにすることが出来ません
安い大量生産のものを選ぶくせに
手すきの紙や手織りの生地を好むのはなぜですか
もう作り手も少なく庶民には手の届かないものになってしまいましたが。
職人さんの手を見たことはありますか
その道に特化した手になるんです
手は道具
指先の感覚は機械よりも繊細なはずです
なぜなら0と1の間は無限ですから。
大事なものは無くなってから気づく
それもまた世の常