けめこの綴り帳

不良ばぁばの胸のうち

娘のこと

人とのコミュニケーションが苦手な娘。

月に1.2回、カウンセリングというよりただおしゃべりをしに会いに行く人がいます。

もう4年半もお付き合いいただいています。

最初の頃は、何か聞かれても「はい」や「いいえ」だけでした。

今は気楽に会話をしていますが、このカウンセラーさんにもしばらく警戒心を解きませんでした。

本当に辛抱強く寄り添ってくれているのだなと思います。

 

いわゆる『社会に馴染めない不適合者』なのでしょうが

この4年半の間にたくさんの事を考えました。

途中途中は端折りますが、最後には

「この社会に適合していくことが果たして幸せなのか」

という疑問に辿り着きます。

まず、この社会が適合するに値するものなのか、ということ。

適合できないという拒否反応がでるのはなぜなのか、という事。

そもそも誰もが適合しないといけないのか、という事。

 

親バカですが、

知性があり興味のある分野の話は深く探求し、料理は手際よくおいしく作り、バスには乗たくないので1時間歩いて仕事場から帰り、夕食後は一切間食をしないという習慣を守り、朝は4時に起きるという習慣を続け、両耳にピアスの穴を8個こともなく開けてしまう、過去の遺物は一切いらないとあっさり捨ててしまう

 

そんな娘です

 

みんながなるような立派な社会人ではないかもしれません

でも

その生き方がとても魅力的なんです

 

「カウンセラーさんには何でも話せるの?」

と聞いたら

「何でもは話せないけど、あの人は人の話をしっかり聞いてくれるから」

と笑った顔を見たのが、今日はとても嬉しかった母です。