けめこの綴り帳

不良ばぁばの胸のうち

逝くとき

昨日は父の命日でした

死に目に会えなかったんです

父はひとりで旅立ってしまった

 

死ぬって怖いものではないと思います

誰もがいずれ死ぬのだから

自分もちゃんと死ねるはず

どこでどう息を引き取るのかは

予想もできませんが

ひとつだけ

その時が来たらどんな氣もちでありたいか

最後の言葉は何にしようか

どんな顔でお別れしようか

そんな死に際だけは

想像しておこうかな

 

どんな時代にどんな家にどんな境遇で生まれようと

生まれてよかった

精一杯生きた

すべてにありがとう

そう言って逝きたいね

 

始まりは

自分が泣いて周りが笑う

最後は

周りが泣いて自分が笑う

その繰り返しだね

 

おやすみなさい